New 調節力自動計算プログラム搭載
WAM-5500は、両眼開放でのレフ/ケラト測定機能に加え、屈折値と瞳孔径の同時測定を可能とした調節力測定レフです。これにより、術前術後の調節機能の変化、老視の検査、VDT作業などの疲労による調節異常の検査、などにご利用いただけます。また、パソコンと接続する事で連続高速測定が可能となり、調節反応をダイナミックに測定する事もできます。
調節モード
屈折値と同時に、瞳孔径を測定します。これにより、調節と同時に行われる、縮瞳/散瞳が測定でき、実際に調節が行われているかがより正確に判定できます。測定時の瞳孔径の画像解析イメージを画面上に表示しますので、ビデオ等を使用する事で、精密な確認にも使用できます。また、モードを選択し、近点視標をその距離に合わせていただく事によって、50、40、33、25、20cmでの理想屈折力も表示しますので簡単に比較できます。
New 測定中は画面上で最大調節力がご確認頂けます。また全測定終了後にプリントアウトすれば各距離ごとのデータと、調節力が出力されるようになりました。
ハイスピードモード
パソコンに接続し、専用通信ソフトWCS-1を使用する事で、0.16秒間隔で、SE値、瞳孔径を測定する事ができます。また、取り込んだデータを、マイクロソフトエクセル等の表計算ソフトで即座に解析できるので、調節反応を簡単に、ダイナミックに確認する事ができます。
●出力例:33才男性
視標を50cmから20cmまで20秒ごとに、段階的に近付けていった時の結果です。これにより、被検眼は、理論屈折力、-2.00Dから、-5.00へ追随している事がわかります。また、瞳孔径も4.0mmから、3.2mmに縮瞳しているのがわかります。(瞬きを定間隔で行っております。)
強力なIOL測定
従来より、IOLよりの不要反射光を削減しましたので、IOL被験者の測定が、より確実にできます。
眼底像表示
容易な眼底像表示: 検査後すぐに、測定眼底像が確認できます。(フリーズ機能)。測定不能時の原因確認や、データの良否判定に役立ちます。この機能で、眼底像が正常かどうかを判断しながらアライメントを調整する事で、IOLモードでも測れない患者の屈折度数が測定できます。
両眼開放下での測定
両眼開放の状態で、すなわち自然視の状態で測定を行うため、器械近視になりにくく、より正確な屈折測定が可能です。
選択自由な視標
視標は自由に選べるため、視力表はもちろん、小さい子供には、興味 を持つような物が利用でき、よりスムーズな測定が可能になりました 。また、視標の距離も自由に選べるので、中、近方視標での測定も行えます。
SE値をモニター表示
SE値(等価球面度数)が測定の度にモニター表示されるため、調節の変化をチェックすることが出来ます。(3回分を表示します。)
WMT-2 視表移動装置
WAM-5500と同期動的刺激テストを実現
5種類の視標移動モード
定ディオプタ―三角駆動、定速度三角駆動、ディオプタ―サイン駆動、スクエア駆動、ステップ駆動
視標回旋機能:定位置オープン/クローズ駆動、複数位置オープン/クローズ駆動
視標移動速度, 開始位置, 繰り返し回数等設定可能です。
屈折値、瞳孔径、視標距離を同時保存でき、エクセル等で解析可能です。
移動は距離ではなくディオプタ―基準となっており、測定値との比較が的確で容易です。
視標移動と測定の開始をWAM-5500のジョイスティック操作、外部スイッチ(オプション)のどちらからでも可能です。
オプション
大型電動光学台、視標への電源/制御線用ダクト(ケーブルベア)、外部スタートスイッチ